漏水2023/10/07
給湯管で使用される「銅管」の主な腐食について
「給湯管」で主に使われる「銅管」の腐食の事例の中でも、
頻度が高く、また短期間で発生するものが「潰食(かいしょく)」と「孔食(こうしょく)」です。
銅管は、耐久性に優れているため、多くのマンションで使用されています。
銅管の漏水の原因1「潰食(かいしょく)」
高温・高速の流水によって、銅管内の継手部に気泡が発生します。
気泡が銅管内の壁面への衝突し、それが続くと、小さな穴(ピンホール)が発生します。
還り管のエルボなどの付近に生じ、流速が早く24時間循環することによって生じます。
銅管の漏水の原因2「孔食(こうしょく)」
銅管内部が経年劣化し、保護皮膜を破壊されると、いずれ銅管に小さな穴(ピンホール)が発生する現象を「孔食」と言います。
「孔食」は、硫酸イオン、残留塩素、シリカなど、水質によって生じ、漏水へと繋がります。
給湯管が原因の漏水事故を予防する対策としては、耐食・耐熱性の高い管を選定し、給湯管の取り替え工事を行う方法があります。
マンションやビルなどの給水・給湯管は、定期的に点検を行ったり、
正しいメンテナンスを行う事で、急な漏水事故の発生を予防することができます。
ご不明な点、不安なこと等がございましたらマンションドクターまでお気軽にご相談ください。